アイデア出し(ブレインストーミング)プロンプト:SCAMPER法などをAIに適用
一人で考えていても、アイデアは広がりません。かといって、メンバーを集めてブレインストーミングをしても、沈黙が続いたり、当たり障りのない意見ばかりが出たりすることはありませんか?
そんな時は、AIを「ファシリテーター兼アイデアマン」として会議に参加させましょう。有名な発想法(フレームワーク)をプロンプトとして指示することで、人間の脳では思いつかないような突飛な結合や、視点の転換を強制的に引き出すことができます。
今回は、特に効果的な3つのフレームワークを紹介します。
1. SCAMPER法
既存のアイデアを7つの切り口で変形させる手法です。
プロンプト例
# Role
あなたは創造的なアイデアマンです。
# Task
以下のテーマについて、SCAMPER法を用いて、既存の概念を打ち破るアイデアを各項目3つずつ出してください。
# Theme
(例:次世代のコーヒーショップ)
# SCAMPER Framework
- **S (Substitute)**: 何かを代用できないか?(例:豆を使わないコーヒー)
- **C (Combine)**: 何かと結合できないか?(例:書店×カフェ×コインランドリー)
- **A (Adapt)**: 何かを応用できないか?
- **M (Modify)**: 修正・拡大・縮小できないか?
- **P (Put to other uses)**: 他の用途はないか?
- **E (Eliminate)**: 削除できないか?(例:店員もメニューもない)
- **R (Reverse/Rearrange)**: 逆転・再構成できないか?
AIは常識にとらわれないため、「店員が客にコーヒーを奢るカフェ(Reverse)」のような、一見馬鹿げた、しかし革新的なアイデアの種を提供してくれます。
2. マンダラート(Mandala Chart)
大谷翔平選手が目標達成シートとして使ったことで有名になった、9×9のマス目で思考を広げる手法です。
プロンプト例
# Task
中心テーマ「{Theme}」に関連する8つの要素を挙げ、さらにその各要素に関連する8つのアイデアを出してください。
合計64個(8×8)のアイデアを出力してください。
形式はMarkdownのリスト形式で見やすく整理してください。
# Theme
(例:健康的なライフスタイル)
AIの圧倒的な生成速度を活かし、質より量(Quantity over Quality)でアイデアを出し尽くすのに向いています。
3. 強制連想(Forced Association)
全く関係のない言葉を組み合わせて、新しいアイデアを生み出す手法です。
プロンプト例
# Task
以下の「ランダムな単語」と「{Theme}」を無理やり組み合わせて、新しいサービスや製品のアイデアを考えてください。
論理的な整合性は無視して、ユニークさを最優先してください。
# Theme
(例:傘)
# Random Words
1. クラウド(雲)
2. 寿司
3. 仮想通貨
4. 猫
5. タイムマシン
「猫が差す傘」や「仮想通貨が降ってくる傘」など、思わず笑ってしまうような回答が出ることもありますが、そこから「ペット用グッズ」や「ポイントが貯まるシェア傘」といった実現可能なアイデアへと昇華させることができます。
結論:AIは「触媒」
AIが出したアイデアをそのまま使う必要はありません。重要なのは、AIの回答を見て「それなら、こうしたら面白いんじゃないか?」と人間の脳が刺激されることです。
AIを壁打ち相手にすることで、思考の膠着状態(Stuck)を脱出し、クリエイティビティのフロー状態に入ることができます。さあ、今すぐAIとブレストを始めましょう!