ポモドーロタイマー × AI:集中度に合わせて休憩時間を最適化
生産性向上の代名詞とも言える「ポモドーロ・テクニック」。しかし、実際にやってみると「今は乗っているから休憩したくない」とか「今日は疲れているから5分じゃ足りない」と感じることはありませんか?
人間の一律なルール(25分+5分)ではなく、その瞬間のコンディション(Concentration Level)に合わせてタイマーを可変させる。それが「AIポモドーロ」のコンセプトです。
集中度をどう測るか?
Webカメラによる表情分析
Fece APIを使えば、PCに向かっている時間、瞬きの回数、あくびの有無などを検知できます。「あくびが増えてきたな」とAIが判断したら、「そろそろ休憩しませんか?」と提案し、休憩時間を長めに設定します。
キータイプのリズム解析
プログラマーならではのアプローチです。キーボードを叩く速度(WPM)や、バックスペースの使用頻度を分析します。
- 集中状態(Flow State): 一定のリズムで高速に入力されている。この時はタイマーを止めずに延長する。
- 停滞状態(Stuck): 入力が止まったり、頻繁に削除している。この時は早めに休憩を促す。
実装アイデア:Pythonスクリプト
シンプルなキーロガー(pynputライブラリ)と簡単な統計モデルでも、擬似的な集中度判定は可能です。
from pynput import keyboard
import time
last_time = time.time()
keystrokes = []
def on_press(key):
global last_time
current_time = time.time()
interval = current_time - last_time
keystrokes.append(interval)
last_time = current_time
# 直近1分の平均タイプ間隔を計算
if len(keystrokes) > 100:
avg_interval = sum(keystrokes[-100:]) / 100
if avg_interval < 0.2:
print("Concentration: HIGH -> Timer Extended")
elif avg_interval > 1.0:
print("Concentration: LOW -> Take a Break")
既存ツール:Brain.fm や Endelとの連携
自分で作らなくても、AIが生成した「集中できる音楽」を提供するサービス(Brain.fmなど)は既にあります。これらとカレンダーAPIを連携させ、「会議の直前はリラックスモード」「コーディング中はフォーカスモード」とBGMを自動切り替えするのも効果的です。
結論:汝自身を知れ(Know Thyself)
AIポモドーロの真価は、タイマー機能そのものではなく、「自分がいつ集中でき、いつ疲れるのか」というバイオリズム(Chronotype)をデータとして知ることができる点にあります。
自分の取扱説明書を、AIと一緒に作り上げてみませんか?